株式会社CODORの大橋です。
プロフィールページをご覧いただき、ありがとうございます。少し個人的な話になりますが、ビジネスパーソンとしてキャリアをスタートしてから現在に至るまでについてお話させていただきます。
大橋 亮太
1983年 神奈川県横須賀市生まれ。静岡県三島市出身
2008年 早稲田大学大学院 理工学研究科 環境エネルギー専攻修了
2008年 三井物産株式会社入社
2014年 同社退社
2015年 株式会社CODOR設立
2017年 資本金を500万円に増資
2018年 本社を神奈川県に移転、東京支社開設
2019年 ITコンテンツの販売を開始
約6年を過ごした三井物産株式会社では、商業用船舶の仲介業務や合弁会社の設立、本部の決算管理・事業計画の策定などを通じ、法務・会計・税務・交渉・営業といったビジネスの基礎を学びました。
入社前に希望する部署を第三希望まで選ぶことができるのですが、「厳しい環境で鍛えられたい」という思いから、社内でも最も厳しいと当時言われていた「船舶・航空本部」に希望を出します(今もそうかは分かりません。)
その希望が無事に?通り配属となったのですが、仕事は予想以上に厳しかったです。今はもう考えられないと思いますが、客先との会食後にオフィスに戻って仕事。ということも当たり前のように行っていました。
ただ、厳しさの中にも愛情がある上司ばかりだったのは非常に幸運でした。部下に対して愛情を持って厳しく指導してくれる。そして、仕事を任せてくれる一方で最後の責任は上司が取ってくれる。そんな尊敬できる方々と仕事ができたことは何よりの誇りです。
その一方で、あまりにも優秀な上司や同期を目の当たりにし、自分がいる必要はないのではないかという思いが日に日に強くなっていきました。
その思いはずっと消えることなく、会社を辞めて独立することを決意します。
準備が整ったと思えるまで約5年。2014年に三井物産株式会社を退職し、株式会社CODORを立ち上げました。
会社設立時は、不動産仲介業を行っていました。
不動産仲介業をはじめた理由は、「この業界であれば勝てる可能性が高い」と思ったからです。
他方、泥臭い営業をするだけではいつか限界がくると思い、ネットを通じて集客をするべく、コンテンツマーケティング事業に力を入れてきました。
自社でサイトを立ち上げ、記事を書き続け、アクセスの増加を図っていきました。
サイトを立ち上げてから約2年間はほとんど結果が出ませんでした。記事を書くことで確かにアクセス数は増える。ただ問い合わせや成約につながらない、という状態が続きました。
問い合わせが来ない理由を一言で言うと「戦略がなかったから」と言えます。
日々の学びをもとにサイトの改善を繰り返しました。コンセプトも3回ほど変えたのではないかと思います。
その結果、最終的にはネットで問い合わせが来るような体制を整えることができました。
一方、不動産仲介の仕事をやりながら、「この仕事を通じてお客さまに提供できる本質的な価値はなんだろう」と悩みはじめます。
会社を辞めようと思ったきっかけと同じですね。「私である必要はない。そうであれば、競争が激化するなかで続けることは正しい選択ではない。」
と考え、不動産仲介業を縮小することを決意します。
(正直なところ、不動産仲介業が向いていなかった。というのが一番大きな理由かもしれません(笑))
それと同時に、どういった事業でお客さまに価値を提供するのか。ということに対して悩みはじめます。
期間にして恐らく3年ぐらいは悩み続けたのではないかと思います。同じ時期に会社を辞めた同期はベンチャーキャピタルからの出資を受けたり、作った製品の売り上げが好調だったりと、日々焦る気持ちが高まっていったことを良く覚えています。
今まで生きてきた中で一番楽しかったことは何だろう。と考えながら、過去を振り返っていたところ、ふと大学時代に受けたプログラミングの授業のことを思い出しました。
当時はSEという仕事をするとは考えていなかったのですが、4年間で受けた授業の中で一番楽しかったのがプログラミングの授業だったのです。
気が付くと、会社を立ち上げてから、HPは全て自分で作成していましたし、インターネットを通じて集客をする仕組みを構築したのも、プログラミングが好きだったことが原因だったのかもしれない。と思ったのです。
その仮説を確かめるべく、不動産業の知り合いの方のHPの改修業務などを受けていきました。
その仕事をしながら「これが自分の目指すべき道だ」と、ふわったとして思いが確信に変わりました。
ITの分野でプロとして活動していくためには、まずスキルを身につけなければいけない。
ということで、早速勉強を開始しました。
この時に感じたことは、「IT関連のコンテンツは、分かりづらいものが多い」ということ。
例えて言うならば、弁護士や会計士の方が、専門用語を乱発しながら「ほら簡単だよね?」と言っているようなコンテンツが多かったのです。
(今もその傾向は続いていると考えています。)
プログラミングを学ぶことは楽しいのに。という思いを込めて始めたのが、コンテンツ販売事業です。
世界最大級の動画コンテンツ配信サイトの「Udemy」にてコンテンツの販売を開始。
今までの実績がないにも関わらず、コンテンツは口コミによってじわじわと広がり、2019年10月末時点で約2000名の受講生がいます。
また、この講義の受講生の声が、コンテンツが充実していることの何よりの証明になるのではないかと考えています。
学びと実践を積み重ねることによって、お客さまに対して価値を提供する素地が整いました。
色々と紆余曲折を経て今に至っていますが、その全ての経験が生きています。
是非とも貴社のお力になることができれば幸いです。
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